過去ログ - インデックス「長点上機?」一方通行「あァ?」
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62: ◆ObanGQEW7M[saga]
2011/02/23(水) 00:03:27.49 ID:+OpC90EAO



少しして。

先ほどのお返しとばかりに、インデックスに一方通行は凝視されていた。

作業の手を止め、問いかける。

「ンで、そっちは何?」

「あなたにとって差し当たりが無かったら、ちょっと聞きたいことがあるんだよ」

「言ってみろ」


誰も居ないとは言え、大きな声を出すのは憚るべきだろう。
だから必然的に吐息混じりの小さな声になるのだが、やたら幅の広い館の机のせいでうまく聞き取れなかった。


「あ…せ…ーたは」

「聞こえねェ」

そう言うと、少女は木製の大きな椅子から腰を浮かせた。
その時の、脚と机が擦れる音が思いのほか大きく、びくりと肩を震わせ辺りを見回す。
相変わらず誰も居なかった、行政はこんな様で大丈夫なのかと少しの疑問。

そして、顔を寄せる。


少年は、その薄い唇が動くのをしかと見届けた。



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