過去ログ - インデックス「長点上機?」一方通行「あァ?」
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984: ◆ObanGQEW7M[saga]
2011/05/30(月) 00:34:44.19 ID:0jP/KOvAO



能力を使おうにも、そもそものスイッチが切られていた。
ぶつけてしまったのだろうかと足りない頭で考える。


「てか、あそこでああやってたってんのじゃましたのにあくまはねえか、いや、あるいみあくま?」


ぱん、ぱん。
服を払う音。


「――ほんと、おれもうんねえよなあ、きょうもまたなぐられるし。
あ、これりゅうさんぶっかけられた。
ありえなくね?
てか、これがあいでんてぃてぃとかなんかのじょうだんだろ、ほんとかみはどこにもいねーな。
ほけんおりるからいいけどさー、じゃなきゃやってらんねーよ。
へたにめぇつけられるとそれからもやっかいつーか。
でもがんたいつけてるやつをおそうとかしょうこんくさりすぎだろ?
あ、くさってるからすきるあうとやってんだよな
あは、わり」

イントネーションも調子も、喋る内容も狂っていて。

(……何だよ)

思わず身震いしそうになった。


それからも、とうとうと一方的に話し続けた。
堰を切ったように、ずっと、ずっと。

「――まあ、おれのいうことだから」


唐突に重みがひく。
温度も、鼻につく匂いも全部一緒に消えていく。




「――――全部、偽物だけどさ」



だから怒らないでくれよ、と彼はどこか別の方に笑いかけた。


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