7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/20(日) 10:08:57.02 ID:6WyUR0M10
ここ最近の自分が失ったこと、それは唯が近くにいないことだと気付く。
唯に構うのは昔から和にとって当たり前のことで、唯は色々と抜けているから、私や憂がついていてやらないとダメだと思っていたけれど、
本当は私が唯に頼っていたのかもしれない。
日々気力を保って生きていく為に私は、唯の笑顔を信じて、唯に依存して、なんとかやってきたのかもしれない―――
思えば、勉強や生徒会や色んなことをやってきたけれど、
いつの頃からか、私が本当に楽しいと思えるのは唯といる時間だけだったように気がする。
そしてその時間を原動力にして、色々とやらなければならないことをこなしてきた。
そういえば二年生の時に澪と同じクラスになって、毎日色んな話をしたし、それはそれで楽しかったけれど、
クラスで孤立しないように澪とは仲良くやっていかなければならない、と
どこかで自分を外から見ている冷静な自分がいた。
唯といる時は違う。
本当に心から楽しんで、何も考えずにただ一緒にいることが出来る。
でもこれから送るK大での生活に唯はいない―――
そう考えるとやはり自分が大切な物を失って何一つ手にしなかったように思えて、
K大への進学が一層憂鬱に思えるのだった。
40Res/30.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。