過去ログ - 御坂「トウマ……君?」蛇「学園都市……か」
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277: ◆FMYPc6cKQE[sage saga]
2011/03/04(金) 16:58:26.60 ID:QMXbsaaIo
「なんだ?一体何が起こってんだ??」
『たぶん、JEKEは自身が破壊されるのをためらったんだろう……それにしても
人工知能のような物が搭載されていたなんて、信じられないな』
『オタコン、今はそんな悠長な事を言ってる暇はないぞ!』
『そうだね、スネーク。急いでJEKEを停止させないと』

でもあれだけ攻撃を食らっといて倒れないようなのをどうやって――

『兵器状況ノ確認ノ結果、超電磁砲ノ使用不可ヲ確認。任務続行ハ不可能』

また、機械的な音声。だが今度はこっちにとっちゃありがたい話だ。だが――

『任務……変更』

核載戦士は俺達に背を向け、そのまま前進していった。

『どういうことですの?』
『まずい!!そのまま前進させるな!!!』

スネークさんがどこからともなく新たな兵器を取り出した。さっきのバズーカとは
違ってずいぶんコンパクトだけど、あれでどうやって?

『クッ!!』

それを右肩に掲げたスネークさんは前に素早く走りだした。

『ツチミカド!!援護頼んだ!!!』
『分かった!!』

援護を頼まれた土御門もスネークさんと一緒の兵器を同じように取り出した。その
直後、核載戦士の機関銃が火花を吹き始める。

『そうか!!JEKEは原子力施設の破壊に切り替えたのか!!』
「な、なんだって?!」

全面核戦争は免れたけど、今度は学園都市があぶねぇじゃねぇか?!

『……そうだ!!』

俺が背中に嫌な汗をかいていた時、心理掌握が何かに閃いたみたいだ。

『上条さん!!さっきは隠れていてと言いましたが、今度は貴方の番です!!』
「ハァ?!今度はって……」
『イイですか?敵が例え機械でも、中に人間がいます。彼女をもし機械の呪縛から
解くことが出来れば核載戦士を止めることも出来るのでは?』
「確かにそうだけど――」

そんなことをしたら生きていないはずの美琴は……

『貴方が懸念することはよく分かります。でもそれをしなかったらこの街は滅びて
しまいます!!』
「で、でも……」

こんな形であれ、また再会出来た恋人との別れをいまさら惜しんでしまう。

『……それに彼女も貴方の思いを否定してくれています』
「っ?!そんな!!」
『今は耐えてください……これが、これが私達がしなければならない事です』


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