過去ログ - 御坂「トウマ……君?」蛇「学園都市……か」
1- 20
47: ◆FMYPc6cKQE[sage saga]
2011/02/21(月) 06:23:39.88 ID:9nAxLhjXo
弾は、息が切れて座り込んでいた俺の足元に当たった。

ついに手段を選ばなくなってきやがったか。

「いよう、交渉人。いや、今は逃亡犯とでも呼んだほうがいいか」

挑発の後に気味悪く笑い出す男。時代に似つかわしくないリボルバーを持っていた。

ちっ、相手が能力者でも魔術師でもないから手の出しようがないな。

弾が当たらないよう、俺は身を翻して近くの荷物の裏に隠れた。
が、直後。俺の頬に何かがかする。
当たった所に手を当てると、手には血がにじんでいた。

「隠れたって無駄だ。こちらには跳弾というものがあるんだからな」

跳弾。
拳銃の弾は、発射された後なんらかの物体に衝突したら
大抵は弾が破壊されてしまう。しかし、中には衝突の角度が浅かったりすると、
弾は破壊されずにその角度を保って反射をする。
それによって建物などに隠れていても体に弾が命中してしまうことがある。
俺はそれで死んでいく奴を何人も見てきたが、跳弾というものは狙って出来るものではない。

「くそっ…ハッタリかましやがって」

「ハッハ、今のはただの偶然だとでも思っているのか」

男がそう言った直後、火薬の爆発音とともに、また俺の頬に弾がかすった。

「だから、言ってるだろう?その傷は偶然なんかじゃないってな」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
315Res/301.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice