118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:01:26.44 ID:BT5jmZ600
「美琴。……手」
「手?」
「手だして。洗うから」
「あ、うん。お願い」
手を彼に向けて伸ばす。
彼はまるでガラス細工を拭くかのように、丁寧に洗う。
指の先も。
指の間も。
手の甲も。
手のひらも。
手首だって隈なく洗う。
それが少しくすぐったくて。
「んっ…………」
少し声が漏れる。
彼は気にせず、タオルを私に向けて進める。
前腕も
肘も。
上腕も。
肩も。
腋だって洗う。
「あん…………くひぃ……くくっ……」
腋を丁寧に洗うものだから。
我慢するんだけど身体はピクピク反応してしまう。
くすぐったくて、くすぐったくて。
「あはは……んふっ、や……やめ……」
そんなことを言いながら身体をもじらせる。
すると彼はピタリと動きを止め、こちらを見てくる。
「いや……だったか?」
「え?あ、ううん。大丈夫よ。続けて……?」
「…………そうか」
そういって、また洗い始める。
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