120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:04:24.60 ID:BT5jmZ600
「下はどうする?」
「当麻が洗って……?」
「わかった」
足は閉じたままだ。
「足、開いてくれ」
「当麻に開いて欲しい」
「自分で開けるだろ」
「当麻に開いて欲しいの」
私のわがままを聞いてもらう。
彼は黙って私の膝に手を置く。
私がそれを見つめていると、
「痣がある……」
彼が私の腰を見ながら言う。
ちょうど膝の辺りを見たときに視界に入ったのだろうか。
「ああ、さっき倒れたときにね。すぐ治るわよ」
私が説明をする。
彼はその痣を見たまま動かない。
いや、身体は動いていないが。
その表情はまるで苦虫を潰したかのように。
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