142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/02(水) 20:41:06.32 ID:l22pbCWv0
「あれー?見つからないなー」
その行き先はいつものスーパーではなく、学生寮。
同室の後輩は風紀委員の仕事なのだろう。
私が部屋に入ったときは、電気がついていなかった。
「あ、あった」
お目当ての物を見つけ、私は寮から退散する。
この時に限っては、この部屋は私の家では無くなる。
だから"行って来ます"も言わない。
今日は戻ってくる気がないから。
「ちょっと時間かかっちゃったなぁ」
寮のすぐ外で呟く。
日は暮れかかっていた。
この後の買出しのことも考えると彼の部屋に着く頃には辺りは真っ暗だろうな。
泊まらせない、なんて言われてる私にとっては都合が良い。
「待ってなさいよ」
挑戦状を叩きつける。
此処にはいない、彼に向けて。
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