過去ログ - 御坂「練習するわよ」
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234:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/03/24(木) 00:00:23.14 ID:MpbfDiev0
//旅掛襲来

窓からの日差しが赤く染め上げられた時分。
自室でいつものように、彼と過ごしているとチャイムが鳴った。
彼の方を見ると、首を横に振っている。
心の当たりのない来訪なのだろう。

「ちょっと待ってな」

隣に座っていた彼が立ち上がり、私の頭を撫でる。
私は顔を上げ、彼に目で伝える。
出来れば早く追い払ってもらいたい。
彼と自分だけの時間をあまり邪魔されたくはない、と。
メッセージを受け取った彼は、

「分かったから、そんな寂しそうな顔するなよ」

そう言い残し、玄関へと向かった。
残された私は彼のベッドに置かれた、ゲコ太のぬいぐるみを抱きしめて恋しさを紛らわさせた。
待たされるのは好きじゃない。
だって彼が私の好意に気付いてくれるまで、あれだけ待たされたんだから。

ぎゅ――

ぬいぐるみを抱く腕に力が入る。
こうすると、彼の匂いをより一層堪能できるから。

「彼氏の家にまでぬいぐるみを置くなんて、流石は美琴ちゃんだよなぁ」

唐突に聞こえた、懐かしい声。
私は驚いて、ぬいぐるみを顔から外し部屋を見る。
そこにはバツの悪そうな顔をした彼と、対照的に満面の笑みを浮かべた私の父親の姿があった。


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