255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/03/30(水) 02:32:43.19 ID:Cw3RbEsN0
その1週間後。
「おはよー。無事に課題地獄は終わったかな?」
たまたま通学路で会った彼に挨拶をする。
別に以前、彼にあった通学路とその時間帯を意識して通ってるわけではない。
………………本当よ?
「おお、御坂か。サンキューな」
「おかげでようやく終わったよ。上条さんにはこれから平凡で素晴らしい学校生活が待っていることですよ」
うれしそうな彼を見て私もうれしくなる。
役に立てたかな?なんて乙女な感情が心を占める。
「そっか。うん、よかったわね」
「御坂にはこの1週間お世話になりっぱなしだからな」
「何かお礼でもしなきゃ、俺の気がすまねぇよ」
「いいわよ。お礼なんて」
彼と1週間毎日いられたことが私のご褒美なのだから。
それも彼の家で二人っきり。
でも流石にそんなことを臆面もなく言えるはずがない。
言えたらこんな苦労をしなくてもすむはずだ。
「いやいや、だから俺の気がすまねぇんだってば」
「何かお礼させてくれよ」
う〜ん。彼も義理堅いところがあるからなぁ。
かといって、私はもう十分に対価を得たし……どうしよう。
「この愛玩奴隷上条当麻に何なりとお申し付けください!」
「ちょ、街中で何を言い出すんだアンタは!」
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