277:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 02:20:59.15 ID:zWHyVY+L0
「だから、ありがとうって感謝の気持ちをだな……」
「なんでここでお別れってことになってんのよ」
私は門限など知ったことではない。
それよりも、このまま彼の家でどんな料理を振舞うかということに思考を置いていた。
「このままアンタの家行くわよ」
「はぁ?お前こそ何言ってやがんだ?」
彼のこの反応も予想済みだ。
この1週間、彼の家で勉強を見てたとはいえ、それは放課後の比較的早い時間帯。
今のように日も暮れかかり、寮の門限が近づいているときではなかった。
「いいから、荷物渡せよ」
「いやよ。いいじゃない、今日ぐらい」
「よくねぇよ。ほら寄越せ」
伸ばしてきた彼の手を避ける。
彼はこれにむっとしたようで、顔をしかめながら再び取ろうとする。
297Res/125.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。