279:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 02:23:02.98 ID:zWHyVY+L0
「……………………え〜っと」
場が凍りついた。
私の頭からから、火花が飛び散る。
顔が赤くなっていくのが分かる。
「……………………ぃ……」
「い、いつまで掴んでんのよ!この変態!!」
「うわわ!こ、これは決してわざとではなく!ああ、すみませんでしたー!」
バチバチと帯電した私を見て、彼は慌てて距離をとりつつ謝る。
そのとき、ちゃっかりと私の手から袋を奪い取る。
逃げる気なのだろう、分かりやすい。
そんな彼に向けて、私は電撃を放つ。
掴まれた感触は今も残っている。
「ちょ、ちょっと待て!悪かったから、俺が悪かったから!」
「お、乙女の胸揉んどいて、言うことはそれだけか!このクソ馬鹿ーっ!!」
鞄を拾い上げ、逃走した彼に続けざまに電撃を放つ。
右手で打ち消しながら逃げる彼を見て、私も自分の鞄を拾って追いかける。
なつかしい、追いかけっこの始まりだった。
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