過去ログ - ほむら「……ほむほむ?」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/21(月) 01:06:11.27 ID:ZQg/uibF0
30分後。一人下校するほむら。

(はあ……いつになったら現状を打破できるのかしら)

(あら?あれは確か……)

杏子「あれー?なにしてんのさ、こんなトコで」

ほむら「……何って、下校しているところよ。あなたこそ、こんな所で何をしているのかしら」

杏子「いやー、今日はまどかの家でお泊まりすることになってさ。さやかと3人で」

ほむら「……え?」

杏子「まどかがクッキー焼いてくれるっていうからさ、今日は何も食べずに我慢してるんだよ。これでマズかったらただじゃおかないつっーの」

ほむら「どういうことかしら……。話が見えてこないのだけれど」

杏子「話もなにも、今言ったとおりさ。話してみれば、二人とも結構いい奴でさー。さやかの奴なんか、「これからよろしくお願いします、杏子先輩!」なんて言うもんだからさ、あたしとしても一肌脱がないわけには行かないっしょ?そんで、ま、じゃあ魔法少女の心得でも話してやるかなんて言ってたら、どうせならみんなでお泊まりして……みたいな流れになって」

(ば、馬鹿な……。クラスも同じで、何度も危ないところを救ってきた私をさしおいて、どうしてぽっと出の杏子がいきなりそんなポジションを獲得したというの?しかもついこの間まで、[ピーーー]の殺られるのと言い合っていたくせに……」)
ほむら「そ、そうなの。楽しそうで結構なことね」

杏子「あんたもくるかい?」

ほむら「!わ、私は……。誘われてもいないのに、そんな厚かましい真似はできないわ」

杏子「そうかい?ま、別にいいけどさ。じゃ、またな」
スタスタスタ

ほむら「え、ええ、また」
ポツン

(……なにが「じゃ、またな」よ、馬鹿杏子。こういう場合、私の辞退は社交辞令で遠慮しているだけと受け止めて、一度くらい引き留めるのがセオリーというものじゃないの?「そう言わずにさ、魔法少女揃い踏みとしゃれこもうぜ」とか言ってくれれば、私としても「そこまで言われて断るのはかえって失礼というものね」と返せたものを。まったく愚鈍にもほどがあるわ……)

(と、とにかく私には状況を把握する義務があるわね。だ、だって、佐倉杏子が突然二人に襲いかからないとも限らないし……。いつもの場所から、まどかの部屋を監視することにしましょう)


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