過去ログ - 暦「今更するような話でもないけれど」
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51: ◆/op1LdelRE
2011/02/22(火) 00:06:02.61 ID:S6ej6bwY0
「ていうか、兄ちゃん、独り言多かったぞ」
「うん、何言ってるかわかんなかったけど、ちょっと心配しちゃったよ」

 こいつら、耳澄ましてやがったな。
どんな聴力してんだ。
以下略



52: ◆/op1LdelRE
2011/02/22(火) 00:11:04.93 ID:S6ej6bwY0
「とにかくだ。いい加減に手錠を外せ」
「駄目。逃げる気でしょ」
「逃げねえよ」
「嘘ばっかり」
「嘘じゃねえって。今までだって、月火ちゃんに嘘は言ってないだろ」
以下略



53: ◆/op1LdelRE
2011/02/22(火) 00:14:57.11 ID:S6ej6bwY0
 だから僕は、躊躇うことなく。
一切の迷いもなく。
真っ直ぐに。
二人を抱きしめた。
ゆっくりと、だけど強く。
以下略



54: ◆/op1LdelRE
2011/02/22(火) 00:17:36.56 ID:S6ej6bwY0
 それでも。
言葉こそ辛辣で、否定的だけれども。
火憐も月火も、視線とか、口ばっか動かすだけで。
体を動かす素振りは、微塵も見せない。

以下略



55: ◆/op1LdelRE
2011/02/22(火) 00:19:08.58 ID:S6ej6bwY0
 そこから先は、二人の耳元でだけ、囁いた。
ただ、二人にだけ伝われば、それでいいことだから。

 そしてそれは、きっと正しく伝わったはずだ。
こんなに近くで、ちゃんと言葉にして、それで伝わらない訳がない。
以下略



56: ◆/op1LdelRE
2011/02/22(火) 00:28:07.62 ID:S6ej6bwY0
 011.

 後日談というか、今回のオチ。
翌日、いつものように、火憐と月火に叩き起こされた僕は、のんびりと朝食を食べながら、一日のスケジュールに思いを馳せる。
せっかくの日曜日ではあるけれど、受験生に休みなどないのだ。
以下略



57: ◆/op1LdelRE
2011/02/22(火) 00:31:06.78 ID:S6ej6bwY0
「兄ちゃん、ちょっと出掛けてくるぜ」
「お兄ちゃん、かなり出掛けてくるね」
「車にはねられんなよ」
「そんなドジは踏まねえよ」
「じゃあ車をはねんなよ」
以下略



58: ◆/op1LdelRE
2011/02/22(火) 00:39:55.93 ID:S6ej6bwY0
以上です。
長々と書き連ねてしまいましたが、読んで頂ければ嬉しいです。
それで化物語のSSを書こうとしてくれる人がいれば、もっと嬉しいです。

まあご覧の通り、ファイヤーシスターズ好きで忍さま好きなヤツが書いたものです。
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/22(火) 00:40:57.96 ID:O4wm7jgAO
お疲れさん


60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/22(火) 01:00:51.24 ID:LPZ5U62mo
面白かったよー


61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/22(火) 01:04:05.53 ID:XxgamxFIo

綺麗な西尾だった


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