過去ログ - 上条「精神感応性物質変換能力?」
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130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/07/05(火) 05:28:59.52 ID:IjUCH7N3o
「えー、またやるのー? 結局、また返り討ちにされるだけだってば」
睡眠が沸騰した脳味噌を鎮め、彼我の戦力差を認識したフレンダが不平を漏らす。
「超お断りです。あの男に敵うためには、相応の修行を重ねる期間が超必要です」
その強さに憧れに似た感情を抱いてしまった絹旗が、時期尚早を訴える。
「あの人は敵じゃない、そんな気がする……」
医者に安静を言い渡された滝壷が、相変わらず眠そうに異議を唱える。
「しょうがないでしょ? これが仕事なんだから。死なない程度に頑張ってくればいいのよ♪」
カズマへの復讐に燃える麦野が、双眸を爛々と光らせて、いけしゃあしゃあと嘘を吐く。
「結局、断った意味がないって訳よ」
「顔だけ見たら超帰って来ましょう」
「私は何もできないけど、でも……」
「心配ないわよ、私がついてるから」
乙女の矜持を懸けた復讐が、傍の迷惑を背負って走り出す。流れるのは血か、涙か。
× × ×
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