過去ログ - 上条「精神感応性物質変換能力?」
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146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/07/08(金) 03:59:15.58 ID:dLfisnmwo
8月17日 午前12時 ロストグラウンド 密貿易会社事務所
少しくたびれたプレハブ小屋の扉を乱暴に開け放ち、カズマが転がり込む。
カズマ「よう社長ォ!」
社長「いいかげん名前で呼んで下さいよ! あなたたちは人の名前を覚える気が――」
カズマ「かなみは?」
社長「……いま何時だと思ってるんですか? もちろん仕事中ですよ」
カズマ「そうか。それならいいんだ」
社長「何が『いい』んだか。この6年、一度もちゃんと会いに来てないじゃないですか」
カズマ「いいんだよ、それで」
社長「まったく。忘れられてしまっても知りませんよ?」
カズマ「いや、それはない。うん」
カズマは昨日、かなみに大目玉を喰らったばかりだ。むしろ会えない方がいい。
社長「で? 何ですか用件は? 言っておきますけど、面倒なことは引き受けませんからね」
カズマ「人を紹介してくれ。10000人を運べるアルター使いだ」
社長「ッ!? いま言ったじゃないですか! 面倒なことは――」
カズマ「いいから教えろ! 知らねえなら知ってるヤツを教えろ! いますぐにだ!」
社長「……はぁ。あなたという人は、あの頃からちっとも変わってない……
――いいでしょう、まずは詳しく話を聞かせて下さい。詳しくですよ?」
カズマ「ああ、その10000人ってのは――」
結局のところ、この『社長』はカズマに関わるのに満更でもないのだ。
ただ少し、ろくでもない思い出が多いだけで。
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