116:『究極生物編』:第10話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/23(水) 21:43:19.27 ID:DMOBaxnR0
―――『20分後』
ディアボロ「よし…戸締りの確認をするぞ」
ディアボロ「エアコンは消したな?」
インデックス「消えてるんだよ」
ディアボロ「水道の蛇口はどれも閉まっているな?」
インデックス「ちゃんと私が見て、確認したんだよ」
ディアボロ「ガスの元栓は…俺が見て確認した」
ディアボロ「電気は…と」パチリ
インデックス「これで消えたんだよ」
戸締りの最終確認をしているディアボロとインデックスの姿が玄関に見えるが、
ディアボロの恰好が、普段着のセーターにジーンズといった組み合わせでは無い。
ディアボロが今している恰好は、何と、黒の『カソック』を…
つまりは『カトリック』、この世界では『ローマ正教』の神父の平服を身に纏っているのである。
服の真ん中には白く大きな十字架が染め抜かれた、少し装飾の華美な物で、立襟の部分にも少し意匠が施されている。
転じて質素な十字架はポケットに入れられており、手にはツバの広い黒の丸帽子が携えられている。
独りで外に出る場合は『ドッピオ』の形態をとる事が多いが、
インデックスと2人で外出する時などは、インデックスが何時も白の修道服なので、
ディアボロもそれに合わせて『カソック』を身に纏っておけば、周りに余り怪しまれずに済むのである。
仮にも赤子の時から19になるまで神父を義父に教会で育った身の上のディアボロである。
『ミサ』の真似事程度なら出来るし、聖書の一節を諳んじる事だって出来る。
最も、神学校に通っていた訳でもないので、本格的な宗教論議となれば、流石に手には負えないが、
国民の宗教心が薄めの日本、ましてやこの『学園都市』でそんな事に陥る事は殆ど無いので、まあ問題は無い。
ちなみに、『英国国教会』…『この世界』では『イギリス清教』でも『司祭』の平服は『カソック』なので、
インデックスと並び歩いていても何の違和感も無い。
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