204:『究極生物編』:第10話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/23(水) 23:49:13.77 ID:DMOBaxnR0
ディアボロ「―――今ので気が付いたか…?」
しかしディアボロは、言葉を失う2人の少女達とは対照的に、
極めて冷静に…しかし内心では、2人以上の慄然を覚えながら、
それでも、この場における唯一の『スタンド使い』として、2人に『現状』を理解させんとする。
ディアボロ「この『カビ』は…今居る俺達の現在位置よりも」
ディアボロ「『低い位置』へと移動した時、その効果を発動する」
ディアボロ「動くなと言ったのはその為だ…応援を呼ぶなと言ってのもその為だ」
ディアボロ「動けば、もし今の体の位置よりも、指一本でも『低く』移動させれば…」
ディアボロ「それだけで、この『カビ』の攻撃は発動する」
ディアボロ「だとすれば、この『地下街』に応援なんて呼んでみろ」
ディアボロ「一瞬で全滅するのは、日の目を見るよりも明らかだ…」
白井「―――『カビ』?」
白井「この緑のナニカは…『カビ』だと…言うのですの?」
白井「でも…『カビ』ごときが、ここまでの事なんて…」
ディアボロ「ああ…ただの『カビ』には無理だ」
ディアボロ「『ただのカビ』にはな…」
白井「―――それって!」
インデックス「―――まさか!」
ディアボロの説明を茫然と聞いていた2人の少女は、
彼の言葉から、この『謎の事態』の原因を理解した様だ。
そう、この『攻撃』は―――
ディアボロ「そうだ…『スタンド攻撃』」
ディアボロ「それも…俺の良く知っている『最低のゲス野郎』の『スタンド』だ…」
ディアボロは、額に汗しながら、
目の前に広がる緑の死の舞踏を見ながら、
絞り出すような声で、2人に告げる。
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