325:『究極生物編』:第10話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/24(木) 21:44:59.17 ID:/UsOpIFz0
佐天「――ゆりかごのつなを♪――きねずみがゆするよ♪――」
佐天「――ねんねこーねんねこ♪――ねんねこよ♪――」
佐天涙子は考える。
金の髪を指で梳きながら、口から優しい唄を紡ぎながら、佐天涙子は考える。
佐天「――ゆりかごのゆめに♪――きいろいつきがかかるよ♪――」
佐天「――ねんねこーねんねこ♪――ねんねこよ♪――…」
佐天「(―――この娘に私は助けられちゃったんだ…)」
佐天「(だからそのお返しをしなくちゃね…)」
自分は『力』を得た。それは何の為だ?誰が為だ?
それは、きっと…こんな娘を守るためであったのだ!
今、そう確信し、自分はここに一つ誓おう。
佐天「(大丈夫…あんな『力』にはもう頼らせない…)」
佐天「(今度は…私があなたを守ってあげる)」
私はもはやかつての弱い自分では無い。
私は昨日、この娘と偶然、巡り合った。
『スタンド使い』が互いに『惹かれあう』様に…
彼女とこうして出会ったのも、そんな『運命』と『星座』の巡り合わせだったのだろう。
佐天「(アナタを傷つけようとする連中の…)」
佐天「(その皮膚に拳で墓碑銘を刻み込んでやるわ…)」
佐天涙子は誓う。
絶対にこの娘を自由にしてやろう。
もう、同じヘマはしない。反省し、甘えを捨てよう。
今の自分なら、きっと出来る筈だ。何せ…
佐天「(わたしは『カっ飛び稲妻野郎』/I'm Jumping Jack Flash!)」
佐天「(どんな敵でも屁の突っ張り/It's a GAS!GAS!GAS!)」
―――そう彼女は自分の『スタンド』に誓った
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