481:『究極生物編』：第10話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/25(金) 22:31:11.63 ID:bnqI3Ysi0
初春がマウスを動かして、新しいウィンドウを立ち上げると、
そこには『ネオドレス』と呼称される組織の『履歴書』…すなわち、
『ネオドレス』の簡単な来歴が記されており、当然それは、
基礎組織となった『ドレス』へも言及されている。
初春「こっちは…『書庫(バンク)』の『最重要機密(トップシークレト)』の部分から抜き出しました」
初春「本当は私みたいな平の『風紀委員(ジャッジメント)』がアクセスして良い所じゃないんですが…」
初春「今は非常時ですので…」
垣根「いいや。良い仕事してくれるぜウイちゃん」
垣根「それでー…俺達の敵さんはどんな連中なんだぁ…？」
『ネオドレスの履歴書』の方も、垣根は声に出して読み上げる。
垣根「『ドレス』―――本組織は1932年に設立された…」
垣根「旧帝国陸軍、陸軍軍医学校防疫部直属の『化学細菌戦研究班』に起源を持ち…」
ジョルノ「1932年！？随分と古い組織ですね」
初春「旧陸軍の細菌戦部隊って…まるで『731部隊』ですね」
ジョルノ「『731部隊』？」
初春「先の戦時中に満州地方で生物兵器の開発をしていた実験部隊の事ですよ」
垣根「お喋りは後だ、続けるぞ…」
垣根「前大戦後、GHQにより本組織は接収」
垣根「『化学細菌戦研究班』は、旧財閥系の某製薬会社へとGHQの肝煎りで組織再編…」
垣根「そしてベトナム戦争時に、アメリカ国防省の資金と援助にて…再度の組織改編」
垣根「『ドレス』と改称…『特殊兵器開発』の秘密研究機関となる」
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