過去ログ - 上条「…ディアボロ?」9
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535:『究極生物編』:第10話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/26(土) 00:44:24.14 ID:7ePQZcet0

垣根「(ありふれた話だ…イチイチ怒ってたんじゃキリがねぇ…)」
垣根「(そうだ…キリがねぇんだ。いちいち感傷に浸っている暇なんてねぇ…)」

しかしそんな彼の思考とは裏腹に、彼の手は硬く握りしめられ、微かに青筋も浮かんでいる。
彼の『大切な人』もまた、こんな『学園都市の闇』に取り込まれ、そして永遠に帰らぬ人になった。
それは、垣根帝督の心を一度壊してしまう程の『悲劇』であって、ジョルノと出会わなければ、
彼は堕ちる所まで堕ちていたに違いが無かっただろう。
事実、ジョルノと初めてであった時の垣根は、今からは想像もつかないほどに荒んでいて、
『復讐』と『叛逆』の為にあらゆる青春も未来も捨てたヤケッぱちの狂犬の様な男であったのだ。
そんな彼の胸の奥底に蟠った『復讐』の心は、こんな『悲劇』に怒りを覚えさせずにはいられない。

ジョルノ「…………」

ジョルノはそんな垣根帝督を見て、初めて出会った時を思い出す。

―――ジョルノ『アンタはイイ人だ』
―――ジョルノ『アンタが本気を出せば、僕を始末する事なんて容易かった筈だ』
―――ジョルノ『でも、アンタは通行人や部外者を気遣っていた…無意識にか意識的には知らないが…』
―――ジョルノ『だからアンタは僕を殺せなかったんだ。それはアンタが根は良い人である証拠だ』
―――垣根『―――俺が良い人だと?寝言を言うなよ。俺は自分の目的の為には何だってする外道の糞野郎だ』
―――ジョルノ『アンタは嘘が下手だな。汗を掻いていますよ』



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