555:『究極生物編』:第10話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/26(土) 01:29:37.23 ID:7ePQZcet0
初春と垣根は本当に単なる偶然で出会って、
まるで漫画のヒーローの様に現れた彼に、
その時、彼女が陥っていた『とある危機』から助けられた。
それについて語るのは、別の機会に譲るとして、
ともかく、初春飾利は、垣根帝督に必死のピンチを救われて、彼の『未元物質』の『六枚羽』を目にしたのだ。
―――初春『これ―――は―――?』
―――垣根『ギリギリ間に合ったか…これかい?俺の「能力」だよ』
―――垣根『顔に似合ってねぇ…そう思うだろ?』
―――初春『そんな事…全然無いですよ』
御世辞でも何でも無く、少女は思いのままをそのまま口にした
―――初春『カッコいいですよ。凄く似合ってます』
―――初春『まるで天使みたいに』
―――垣根『ハハハ…俺が天使…ねぇ』
それが『縁(えにし)』と成って、2人は惹かれ合い始めた。
色街の住人みたいな格好と顔をしているのに、
それに似合わないぐらいに優しくて、気取り屋で、キザで、見栄っぱりで、
そして時々、びっくりするぐらいに純情で、それがカワイクて、
初春は直ぐに垣根の事が好きになって、
垣根も、春のそよ風の様に温かくて、ゆるやかで、しかし芯に強いモノを秘めた彼女に惹かれたのである。
―――そして今、初春飾利は垣根の手を包んで言った。
初春「―――だからやっつけちゃってください」
初春「佐天さんやミサカちゃん…他にも大勢の人を苦しめる人達を」
初春「私だって協力しますから、ね」
そう言って、にっこりと笑ったのだ。
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