667:『究極生物編』：第11話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/26(土) 22:21:06.51 ID:7ePQZcet0
故に彼は『野心』を抱いて故郷『日本』へと帰還し、
『生物兵器』を作り上げる『特別研究班』へと自ら志願した。
『SPW財団』から盗み出した数々の『最新技術』を手土産に、彼は『化学細菌戦研究班』のリーダーに納まり、
戦後はGHQと裏取引をして戦犯訴追を逃れ、研究へと没頭した。
彼には『愛国心』なんて微塵も無かった。
あったのは『夢』だけだッ！『究極生物』をこの手で創り上げると言う『夢』だけであったッ！
だから『アメリカ』にだって平然と媚を売った。全ては『研究』を続ける為であった。
そして彼の率いた組織は『ドレス』へと改編され…遂には…
―――『究極生物』への『糸口』…『バオー』の開発に成功したのだッ！
しかし残念ながら、先代『霞の目』はここで志半ばにして散る。
彼自身の創り上げた『バオー』の手に依って…『ドレス』と諸共に…
――― だ が し か し ッ！
彼の『遺志』は『引き継がれた』ッ！彼の息子の手に依ってッ！
―――二代目『霞の目博士は』は思い出し、考える。
父を、そして自分を『狂気の科学者(マッドサイエンティスト)』を恐れ、
蔑んだ世間と世に数多いる凡百の研究者達の誹謗と、それに対して感じた『怒り』をッ！
―――霞の目『バカ者どもがッ！』
―――霞の目『「究極の生命体」になりたいと思わないのかッ！』
―――霞の目『進化の極北へと至り…神の座へと到達したいと思わないのかッ！』
―――霞の目『 あ ら ゆ る 恐 怖 を 克 服 し た い と は 思 わ な い の か ッ ！ 』
―――霞の目『それこそがッ！「人の生まれた意味(MADE IN HEAVEN)」だと言うのにッ！』
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