過去ログ - 上条「…ディアボロ?」9
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891:『究極生物編』:第11話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/27(日) 22:57:50.24 ID:fXmPbMnd0

土御門「(なんつーか…迂闊に手を出せないないにゃーーー)」

土御門元春は、『ウェザー・リポート』と『垣根帝督』の激闘を遠目に観戦しながら考える。
その手には、輪状の『羅盤』の中央に、羅針の尾を備えた『龍』の『像(ヴィジョン)』が浮いている。
その尾っぽの針は…『垣根帝督』に対する『安全な方角』を指し示している。

―――『ドラゴンズ・ドリーム』
あの『安倍晴明』の血を引く陰陽師の家系に連なる至高の『陰陽博士』にして、
年若くして理気五行八卦を極めた『超級風水師』としての土御門の、
『技術』と『経験』が、『悪魔の手のひら』によって『スタンド』として開花したのがコレである。

その『能力』は正に『風水』の具現。
理気龍脈の流れを解析し、術師にとっての『安全な方角』と、
立ち塞がる敵への『大凶の方角』…すなわち『殺しの方角』を指し示す事。

飽くまで『指し示す』だけであり、それを活かすも殺すも全て術師次第であるという、
土御門元春の『スタンド』と言うよりも…『風水』と言う『概念』が具現化したと言っていい『スタンド』である。
―――その証拠に…

ドラドリ『ナァーナァー…オ前ハ働カナクテイイノカヨー』
ドラドリ『アノもこもこ帽子ノニーチャンは頑張ッテンジャネーカ』
土御門「煩いんだにゃー…こっちにも事情ってモンがあるんだぜい」

この『ドラゴンズ・ドリーム』は完全に『自律』した『意思』を持ち、
しかも必ずしも…いいや全然に土御門に忠実ではなく、敵に助言すらする一人歩きの『スタンド』なのだ。
ある意味、彼の『背中刺す刃』という魔法名にふさわしい『スタンド』と言えよう。



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