過去ログ - キョン「やれやれ――――それじゃあ、零崎を始めるとしますか」【リライト】
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/22(火) 23:29:46.71 ID:ni8jmXLlo


「そう言えば、あなたのクラスはずっとマラソンだったそうですね」


朝比奈さんのあまりのメイドぷりに思わず感嘆を漏らしていると、

タイミングを見計らったように、自然と俺たちの会話に入ってくる奴がいた。

机に肘をつき、キザな表情を浮かべ顔を傾げ、手のひらをひらりと返す。

こんな輻射熱であぶられる中で、動作の一つ一つが涼しげな野郎が、古泉だ。

てか、俺と朝比奈さんのラブラブハッピータイム(俺視点)に割り込むなよ。


「噂ではかねがね、なかなか熱い教諭らしいですね」

「今どき熱血教師なんて流行らないし、第一熱くなる所が違うだろ」

「ふふ、僕たちも四時限目にありましたが、運よくプール掃除で涼しかったですよ」


クソっ、こいつばっかり何時も羨ましいんだよ。

けど五月にプール掃除って、いくらなんでも早過ぎるだろ。

そう古泉に言い返すと、


「今年はどうやら例年よりも夏が早く来るようなので、早めにプール開きをするんです」

「……なぁ、それってもしかして≪機関≫の力ってやつじゃないだろうな?」


お得意のにやにや笑いを張り付けながら返答した。

こいつがこんな仕草をしている時はだいたい一枚かんでいる事は経験則で分かっている。

しけし聞いてやると、憎たらしいほど様になったポーズで肩を竦めながら、


「さぁ、どうでしょうかね」


ふふふっと微笑む古泉の顔は、俺にはパンチングマシーンにしか見えなかった。



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