過去ログ - キョン「やれやれ――――それじゃあ、零崎を始めるとしますか」【リライト】
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/23(水) 00:30:22.80 ID:tbIK3Yz9o

対するハルヒはいつもの席に向かわず、朝比奈さんから受け取ったお茶を飲みながら、

普段は使っていないホワイトボードを引きずり出して、何やら書きだした。

何を書いているのか見ていると、後ろから紙の擦れる音と溜息のような声が聞こえた。


「―――なるほど……」


呟きの主を振り返ると、古泉が袋から一冊の雑誌取り出し、目を落としている。

お前、見るなって言われてたろ。


「いやはや、これはまずいですね……」


記事を見ながら零れた小話を古泉に聞き返そうとした時、再び背後で音がした。

向き返ると、ハルヒは手にしていたペンの蓋を閉めて、ニコニコと笑い、口を開く。


この時、俺が感じたことは一つだった。


――あぁ、またか、と察する。

――かつて何度も経験した、あの『悪い予感』。

――また何かに巻き込まれるらしい、と。


ハルヒは超ド級で最高な笑顔を浮かべながら言った。



「みんなっ!!! 京都に、行くわよっ!!!!」




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