過去ログ - 上条「美琴、愛してる」【鬱あり】
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42:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 06:25:57.22 ID:93pcym6SO
―――――――――
――――――
それから、更に一週間。
二回戦を終えた、いちゃいちゃタイム。
43:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 06:33:24.29 ID:93pcym6SO
日が落ちたばかりの、黄昏時の街を、呼びつけたタクシーで移動する。
バックシートの左側、私の隣で、当麻は無言のまま前を見詰めている。
―――敵を狩り出す。
44:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 06:42:58.69 ID:93pcym6SO
三十分ほどで、どこかの学区の駅前に着いた。
余り大きな駅でも賑やかな場所でもないけれど、
時間が時間だけにそれなりの人が居る。
「ここで戦うの?」
45:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 06:48:39.06 ID:93pcym6SO
「当麻!?当麻!!」
「……う……」
46:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 07:06:56.82 ID:93pcym6SO
「どういうこと?なんであなたが……当麻が二人いるの!?
餌ってなに!?説明して!!」
あたまがぐるぐるする。
47:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 07:16:44.19 ID:93pcym6SO
「それじゃ、本題に入ろうか」
「……っ……あんたは誰よ……」
48:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 07:21:52.86 ID:93pcym6SO
ある組織が、上条当麻を捕まえようとした。
彼は上手く逃れ、協力者が用意した、あの地下室へ隠れた。
「それで、その組織は上条当麻をロストした。ところが」
49:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 07:26:26.03 ID:93pcym6SO
ところがまたもや上条当麻は逃げ出し、
僕は彼が君と接触をはかる可能性を踏まえて――
「彼に成り済ました」
50:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 07:36:53.69 ID:93pcym6SO
「落ち込んでいるところを悪いけどね――美琴、ゲームをしよう」
いつもの顔といつものセリフ。口調だけが当麻と違う。
51:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 07:46:38.04 ID:93pcym6SO
今までのやりとりで、野次馬が集まっていた。
ロータリーのアスファルトの更に外側に、人垣が出来ている。
その真ん中、スポットライトを浴びて、私は縛られた当麻の股間に顔を埋める。
膝を突いて突き出したお尻を、偽物が抱えていた。
52:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 07:53:34.75 ID:93pcym6SO
思えば当たり前なのだけれど。
そこにあるのは、私の知っているものでは無かった。
私の、私の身体が唯一知っているものは偽物の身体に付いていて、
私を良く知っているそれは、今私の中を撫で回している。
力無く項垂れたそれを手で愛撫する。効果無し。
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