過去ログ - 上条「美琴、愛してる」【鬱あり】
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53:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 08:06:12.70 ID:93pcym6SO
当麻を救わなければならない。
口に含んだそれは、慣れ親しんだものとは違う味がした。
慣れ親しんだものとは違う匂いがした。
急に吐き気に襲われた。
私の理性は当麻を求め、私の身体は偽物を求めていた。

「……っ」

大好きな恋人の身体に感じた不快感の代わりに偽物から快感を得ようとする様に、
無意識に動こうとした腰を留める。

私は、これは当麻の、これは当麻の、と心で繰り返し、それを口にした。

口の中のモノに投影すべく脳裏に浮かぶイメージは偽物のそれであり、
不快感は下半身を貫く偽物の快楽で誤魔化している自分に気づいたが、
当麻の為だからと、眼を閉じ敢えてそれに没入した。

それは快楽に溺れる為の言い訳に過ぎないと、心のどこかで思っていた。


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