過去ログ - 上条「美琴、愛してる」【鬱あり】
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65:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/02/26(土) 17:57:43.05 ID:93pcym6SO
当麻が居た。
人垣を掻き分けて、息を弾ませて、やってきた。
あれが当麻なら、こっちの当麻はなんだろう。
偽物が私から出ていく。
「――上条当麻ぁ!」
偽物が叫ぶ。
ああ、あれが本物なんだ。
余韻に浸ろうとする身体に渇を入れる。
自分がしていた事、それを当麻に見られた事が悲しくて、
アルマジロみたいに丸まってしまいたい気持ちを押し留める。
私が愛する当麻が駆け寄って、私を愛した当麻が立ち塞がる。
縛られた当麻から少し離れて、私は当麻を見守った。
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