過去ログ - まどか「仮面ライダーアギト?」翔一「魔法少女まどか☆マギカ?」
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20: ◆vbVOcxusrc[saga]
2011/02/27(日) 01:26:33.40 ID:aWPZ2FzS0
先生「あ〜……。実はな、沢野。何せ本当に突然の転校だったものだから、まだお前の席の用意が出来ていないんだ……」

翔一「えっ? そうなんですか?」

先生「あぁ。だから、しばらくの間は、あそこの席を使ってもらえるか?」
以下略



21: ◆vbVOcxusrc[saga]
2011/02/27(日) 01:28:56.59 ID:aWPZ2FzS0
翔一「よろしくお願いします」

マミ「え、えぇ……。こちらこそ……」

 目が合った瞬間、翔一は笑顔を浮かべながらマミに会釈すると、やがて席に着いた。
以下略



22: ◆vbVOcxusrc[saga]
2011/02/27(日) 01:31:45.39 ID:aWPZ2FzS0
 ――『魔法少女』。
 読んで字の如く、『魔法』と呼ばれる本来人間の手では不可能とされる様々な異能の技を使うことが出来る存在――
 巴マミは、そんな異能力者の1人なのである。
 そして、彼女たち魔法少女は、人知れぬところで日夜人間の自由と平穏を脅かす存在と戦っていた。

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23: ◆vbVOcxusrc[saga]
2011/02/27(日) 01:35:45.10 ID:aWPZ2FzS0
マミ「あら、キュゥべえ。どうしたの、こんな時間に?」

 そう。この存在こそ、マミの『友達』なのである。名前は、キュゥべえといった。

 その場にしゃがみ込み、視線を近づけたマミからの問いに、人間ならざる友達は表情ひとつ変えずに、己の尾だけをゆらゆらと揺らしながら答える。
以下略



24: ◆vbVOcxusrc[saga]
2011/02/27(日) 01:40:53.84 ID:aWPZ2FzS0
キュゥべえ「じゃあ、僕は行かないと。マミはこれからいつもの魔女探しだろう? 気をつけてね」

マミ「えぇ、ありがとう」


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25: ◆vbVOcxusrc[saga]
2011/02/27(日) 01:45:50.50 ID:aWPZ2FzS0
マミ「…………!」

 ソウルジェムの反応を頼りに、無言で公園の奥へと足を踏み入れていくマミ。
 奥へ進めば進むほど、ソウルジェムが発する光はどんどん強くなっていった。

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26: ◆vbVOcxusrc[saga]
2011/02/27(日) 01:46:43.02 ID:aWPZ2FzS0
 自身へと向かってくる異形――使い魔に対して、身構えるマミ。


 ――しかし、その使い魔はマミに襲いかかることはなかった。

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27: ◆vbVOcxusrc[saga]
2011/02/27(日) 01:48:20.88 ID:aWPZ2FzS0
 使い魔が爆発し、未だに爆煙が上がっている場所のその向こうから、突然目映ゆい光が差し込んできた。
 光は小さなものではあったが、それは徐々にマミの方へと近づいてくる。

マミ「な、何……? 光が……近づいて……」

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28: ◆vbVOcxusrc[saga]
2011/02/27(日) 01:52:08.56 ID:aWPZ2FzS0
マミ「…………」

 目の前にいる存在を、マミは上手く表現することが出来ない。
 なぜなら、それは明らかに人間ではなく異形でありながらも、魔女や使い魔とも異なる外見をしているからだ。

以下略



29: ◆vbVOcxusrc[saga]
2011/02/27(日) 01:53:35.28 ID:aWPZ2FzS0
???「…………」

 黄金の怪人は、若干目線を上へと向けて結界の消滅を確認すると、黙って後ろに振り返り、そのままその場から立ち去ろうと歩き出した。

マミ「あっ!? 待って! ……あら?」
以下略



30: ◆vbVOcxusrc[saga]
2011/02/27(日) 01:54:43.35 ID:aWPZ2FzS0
マミ「どうして、彼の生徒手帳がここに……?」

 そう言いながら視線を生徒手帳から前――黄金の怪人が去っていった方へと戻すマミ。
 ――だが、そこにはもう誰の姿もなかった。
 あるのは、夜の公園が創り出す闇だけだ。
以下略



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