過去ログ - 上条「俺達は!」上条・一方「「負けない!!」」
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896:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/09/17(月) 18:43:42.91 ID:AOAx/X1i0







結局、一方通行はまた砂浜に出た。

たいした理由はない。

単に近くにある見応えのあるモノが海ぐらいだったからだ。

海の家の入口前から見える濃紺の水溜まりは、実に広々として、月光に照らされていた。

とりあえず、波打ち際まで歩くことにした。

ザザーン……ザザーン……。

波が砂浜を滑る音は、心地良い。

そんな事をぼんやりと思いながら歩みを進める。

(おじさンが、もしも、犯人だったら)

どんどん近くなっていく青を眺めながら、一方通行は刀夜の事を考えていた。

ありえない、と否定していたが、そもそも『ありえない』という事がありえないのだ。

オカルトな魔術しかり、超能力しかり。

だから、考える。

考えたくない未来を。

(……アイツは、どォすンだろォな)

刀夜の息子である親友は、そうなったらどうするんだろうか。

深くそれを思考しようとしたが、すぐさま止めた。

(いや、決まってるな)

結論は出すまでもない。

刀夜を止めようとするに違いない。

そんな事、分かりきっていた。





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