過去ログ - 上条「俺達は!」上条・一方「「負けない!!」」
1- 20
934:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/09/17(月) 21:06:05.41 ID:7AwtyRjl0
そして一息に跳ぼうと、



「――待てよ」



背後からの声に、二人が止まる。

一方通行は振り返った。

その先には、躊躇いがちに佇む親友がいる。

彼はゆっくりと深呼吸すると、迷いのない表情を見せた。

「……俺も、連れてけ」

決意に満ちた言葉だった。

彼が何を考えているのか、すぐに分かる。

それぐらい真っ直ぐな言葉だった。

「……好きにするといいぜよ」

ニヤリ、と挑発するように土御門が笑う。

一方通行には、彼がその言葉を待っていたようにも見えた。

「土御門、何を言っているのですか」

神裂が諌めるように仲間に噛み付く。

土御門はそれを流すように笑う。

「別に。ま、付いてきたい理由も分かるしにゃー」

それだけ言うと、こちらから話す事はない、と彼はそっぽを向いた。

「しかし……!」

神裂は引き下がろうとはしない。

彼女からすれば、上条は守るべき一般人である。

また、彼は犯人の身内だ。

これからの展開は、彼の精神には辛いモノになるだろう。

神裂がそういう気遣いをするタイプだというのは一方通行にも分かるし、上条にも分かっているはずだ。

だから、彼がすべき事は。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/654.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice