過去ログ - 上条「俺達は!」上条・一方「「負けない!!」」
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957:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:33:10.79 ID:KcO6nvlp0
「……お前は昔から『不幸』だと呼ばれていたな。近所の人からも、同じ幼稚園の子供からも」

予想とは違う言葉に、上条は一瞬安心した。

が、次にはまた違う感情を抱いた。

刀夜の言った事を、先程の映像を思い出していた。

誰だか覚えていない人達に、不快に扱われていた昔の『上条当麻』の姿を。

「皆してお前を忌み嫌い、そして差別した。
……覚えているか? いつかはテレビまでやって来るようにまでなったんだぞ?」

刀夜は笑った。

ただし、それには正の感情は一つもない。

負の感情のみに溢れた、悲しい笑顔だった。

「それで結局、私はお前を学園都市に送った。あの科学の街なら、平穏に暮らせると、そう信じていた」

静かな声を響かせ、刀夜は俯いた。

その行動は、自らの後悔を懺悔でもしているように上条は感じた。





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