過去ログ - 上条「俺達は!」上条・一方「「負けない!!」」
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961:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:39:26.04 ID:HM7T5rxH0
「俺が少しでも、誰かの『不幸』を引き受けたかったからだ! 力になりたかったからだ!」

そう、上条が巻き込まれようとしたから。

ある少女は、自らの能力に向き合う事を決意した。

勝手に生み出されたある少女達は、自らの生を肯定し始めた。

その少女達と瓜二つのある少女は、過去への罪悪感から救われた。

――大事な友達を助けることが出来た。

そして、そして。

『上条当麻』は、自分の意思である少女を助ける代わりに全てを失った。

いや、そうじゃない。

そうやって、今度は自分に意志を託してくれた。

だから、上条は。

「……心配かけたのは謝るよ。ホントにごめん。でも、これだけは言わせてくれ」

頭を下げて、謝る。

心配してくれる人間の想いを考えていなかったことを。

そして、伝える。

その想いに応えるために。

一番その人が聞きたかったであろう、その言葉を。

「俺は『幸せ』だ。この場所にいられて、この時を生きてて」

一度区切り、はっきりと聞こえるように心から叫んだ。





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