過去ログ - 上条「俺達は!」上条・一方「「負けない!!」」
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979:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 10:16:49.56 ID:FQCrBCKc0







「な、二人とも、下がって……」

神裂の制止する声を背に、一方通行と上条は一歩ずつ魔術師に向かって進む。

そんな彼らを、男は心底愉しそうに眺めていた。

少年達は互いに言葉を交わさない。

何も語る必要がなかったからだ。

そんな彼らの様子を理解して、ニコリ、と挑発するように魔術師は笑って告げた。

「――どちらから平伏しますかね?」

対して、少年達の答えは単純。

「「――お前(オマエ)だッ!」」

叫びと共に、二人は同時に砂を巻き上げ、突進する。

足の裏に加わる力のベクトルを反対にして、とんでもない速度を生み出すと、一方通行は一気に男に肉薄する。

それでも余裕でいる魔術師を睨みながら、一方通行は手を振り上げ、ベクトルを集中させる。

そうして魔術師に全力の拳をたたき付けようと、

「……っ!」

身体全体を刺すような危険な予感に、一方通行は一連の動作を止めて飛び上がる。

次の瞬間、背中に竜巻を数本接続して飛ぶ彼のいた場所に、何本もの巨大な水の槍が突き刺さる。

その槍の元にいたのは、背中に翼を持つ天使だ。

自らを守った存在を確認して、魔術師はやはり優越感に浸るような笑みを向けた。





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