過去ログ - 上条「俺達は!」上条・一方「「負けない!!」」
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985:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 10:28:41.33 ID:k7KcDpJX0
神裂はそれに対して何も言わない。

代わりに、上条の望む結果を生むための考えを述べた。

「……おそらくは大天使を操作するだけの材料を彼自体が所持しています。ですから――」

「直接野郎をぶっ叩く」

後を次ぐ一方通行に、神裂は頷き返す。

「上条当麻。貴方ならすぐに術を解除出来るはずです」

そう言って、神裂は視線を少年の右手にやる。

どんな原理で作られていようと、あらゆる奇跡を瞬時に破壊するその能力に。

「……分かった、やってみる」

一瞬右手に顔を向けて、彼はすぐに前を見た。

迷いなどその目にはなかった。

ふ、と神裂は珍しく満足げに微笑んだ。

彼女はすぐにそれを引っ込め、真剣な色を瞳に宿した。

ザッ、と一方通行と神裂が一歩前に行こうとする上条の前に立つ。

その先には、魔術師を守るように立つ『大天使』がいる。

「――アイツは俺達で引き付けてやる」

「……もちろん。ただし、無茶はいけません」

さらに一歩、二人は進む。

それに応えるように、天使は翼を拡散させる。

規格外の人間の力と人外の力が、まさに今、ぶつかり合おうとしていた。





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