過去ログ - 婚后光子「アナタは…」一方通行「あァ?」
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117: ◆Nd8ZzbDXd.[sage saga]
2011/03/16(水) 23:27:17.57 ID:G2pie7uco
(――!?水…?それにしては粘着質すぎますわ、しかも先程からしているこの匂い…)


当初は工場の独特なものと気にも留めていなかったが、空気中の鉄分の匂いが嫌に鼻につく。


(不味いですわ…これはもしかしなくても…)


白井は焦る。自分の予想が正しければ、ここで起きていたことは風紀委員の手には負えない。


と、その時であった。


「ったくよォ…あんな雑魚なら俺がわざわざ出向かなくても、下っ端の連中で十分だったろォが」


奥の方から声が響く。

誰だ、わからない。暗い、良く見えない。
だがこれだけは分かる、本能が告げている。ここにいるのは危険だと。


「あァ…面倒くせェ。帰ったらクソ御門に1時間ほど愚痴垂らしてやるとすっかァ。
――ン?誰かいンのか?生き残りか?」



出会ってしまった、一番出会ってはならない人間に。



しかし怯えながらも、白井は風紀委員の仕事をまっとうしようとする。


「ジャ、ジャッジメントですの…!あ、あ、貴方はここで何をなさってたんです…?
それに生き残りとはどういう意味ですの…?」

「ジャッジメントだァ?なンでンなのがココにいるンだよ。
チッ、ったくめんどくせェったらありゃしねェぞ。バッテリーの残量も少ねェしな…」


白井は周囲を見渡しながら喋っているのに対して、一方通行は真直ぐ白井の方を見つめながら話している。
声が一点から集中して聞こえるのがその裏付けだ。


(今のままでは私の方が不利ですわ…相手方の位置はわからないのにあちらはどうやってか私の位置を把握している…。
初春、ブレーカーの復旧はまだですの!?)


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