過去ログ - 婚后光子「アナタは…」一方通行「あァ?」
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131: ◆Nd8ZzbDXd.[sage saga]
2011/04/02(土) 00:40:29.85 ID:YZ2/QQA9o
「ったくよォ…不用心にも程があンじゃねェの?俺じゃなかったらどうすンだよ」


聞き覚えのある声、聞き覚えと言っては失礼だろう。
愛しい人の、もう今では手の届かない人の声。
嘘だ。
彼がこんなところにいるはずがない。いるはずが―――


「あ、一方通行さん…」


―――いた。


「ンだよ、呆けた顔しやがって」

「どうして…どうしているんですの…?私に愛想を尽かせて別れたんじゃありませんでしたの…?」

「あァ、そのことか。
光子、今日は何月の何日だかわかるか?」

「4月2日ですわ…、でも何の関係が―――!!」

「どォやらわかったよォだな」


時計を見ると12時1分。
そして今日が4月2日と言うことは、昨日は4月1日。
所謂エイプリルフールである。


「カカッ、見事に騙されちゃってましたねェ、光子さァン?」

「酷いですわ!嘘を吐くにしてももうちょっとましな嘘を吐いてくださいまし!
私がどれだけ絶望したか…うっ、ぐすっ…」


枯れたと思っていた涙が流れる。
しかし、良かった。
捨てられた訳ではなかったのだ。


優しく一方通行に抱きしめられる。


「すまなかったな、ひでェ嘘ついて。悪かった」

「お詫びに、キス、してくれませんこと?」

「お安い御用だっつゥの」

「うふふ、ん―――ちゅ、ぷはっ」


一方通行はそのまま婚后をベッドに押し倒し、その衣服に手を掛けて―――



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