過去ログ - 婚后光子「アナタは…」一方通行「あァ?」
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57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/28(月) 13:27:09.91 ID:LGsIJ4Jto
「何故私が拘束されなければなりませんの!?」

「それは君が殺人現場の真っ只中にいたからだ。加害者、と決めつけているわけではないが
重要参考人として取り扱わせていただく。いくら常盤台のお嬢様だからと言っても、能力者であることに変わりない。
何かの弾みで能力が暴発したりするかわからんのだからな。」


保護された警備員の詰め所で婚后光子は、どう見ても警備員の御偉方と思われる男性に取り調べを受けていた。
勿論能力で暴れられないように手錠型の能力阻害装置で能力使用を制限されている。


「この私が加害者ですって!?あの不良に絡まれていたのは他でもない私ですのよ、むしろ私が被害者ですわ!!」

「しかし殺害された者を除く現場に倒れていた少年達は君にやられた、といっているのだよ?」

「そ…それは…。確かに自己防衛の為に能力者の男以外は全員失神していただきましたが…」

「そのうちの一人が失神ではなく死亡している、ということが問題なのだ」


そう言って手元の資料に目を落とす男性。
こういう事例は初めてではないのだろう。またか、といった顔をしている。


「カッとなってやりすぎた、ということはないのかね?」

「ありえませんわ!首元にナイフを押し当てられていたんですのよ!!」

「あの路地は監視カメラが入らんのだ、つまり君の証言と現場の状況がすべて物を言うんだよ」

「それが何だと…!」

「君の名前は婚后光子、常盤台中学2年でLEVEL4の『空力使い』。間違いはないな?」

「…ありませんわ」

「被害者は書庫によるとLEVEL3の『幻視立体』。死因は頸動脈をナイフで掻き切られて死亡」

「…能力に関しては私を襲ってきた男の言っていたことと一致します。
が、先程から申してるようにナイフを押し当てられてからの記憶がございませんの」

「まぁ、君の能力では掻き切るというよりは刺す、といった使い方のほうが適切なようだしな…
それに、被害者がナイフを自分で持っていたというのも気になるが…」

「ほら見たこと、これで私の潔白は証明されたも同然ではありませんの?
さっさと釈放するなりなんなりしてほしいものですわ」



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