過去ログ - 婚后光子「アナタは…」一方通行「あァ?」
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94: ◆Nd8ZzbDXd.[sage]
2011/03/04(金) 21:14:29.75 ID:cuoA4Yeio

「あー!全く情報が入ってこないですの!!」

「こっちも全然ですよ〜。かなりの機密レベルに設定されてるみたいですね…」


唸る白井を宥めつつも初春はパソコンを操作する手を止めない。

『一方通行』という手がかりを得てから1週間、彼女達はそれ以上の情報を入手することができないでいた。

書庫から入手できた情報は、学園都市第一位が『一方通行』であるということのみ。
それ以上のことは権限無とのことで、情報を全部見ることが出来ないでいた。



「こうまで秘匿されてると…むしろ調べるなって言ってるようにも思えますね」

「誰が何の為にですの?」

「さぁ…」


溜息をつく二人。
しかし、ここで諦めないのは友人想いの二人である所以だろうか。

「やっぱり、LEVEL5っていうのが安直過ぎたんですかね〜」

「どういう意味ですの?」

「婚后さんの言ってた『白い影』ですよ。普通の人なら影は黒くなるはずですよ?
それが白く見えるってことは…光学操作でもしてたんじゃないんでしょうか…?」

「そう…言われますと赤い点にも合点がいきますわね、光学操作を使っていたとしたら訳ありませんし…。
もし『白い影』が第一位の素顔を知っているとすれば、真似することも造作ないですし」

「でも…そうなると婚后さんをそのまま放置っていうのが腑に落ちないんですよね。
殺人をするような人間が目撃者の婚后さんを放置するとは思えませんよ…」


深まる謎、次々とわいてくる疑念。
全ての可能性を考慮するとキリがなくなるというのはこういうことなのだろう。

思案に耽る二人は、直後入る通信によって風紀委員の仕事に戻らされる。




――その通信こそが二人が暗部と関わる直接原因となってしまうことだとも知らずに。


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