過去ログ - 上条「…ディアボロ?」10
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710:『究極生物編』:第12話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/06(日) 17:31:05.30 ID:buTfUjIn0


―――何時に無く不機嫌なのか
その周囲の空間では、空気が…正確には空気中の水分が沸騰し、
『青髪ピアス』の体の周りを、薄い水蒸気の靄が包んでおり、
その身に纏った『鬼気』を、一層に恐怖を催すモノにしていた。

土御門『ウェザー…聞こえるか?』
ウェザー「!?」

ウェザーのモコモコのミンク帽の内側に備えられた、
無線機から聞こえて来たのは、珍しく焦った様子の土御門の声だ。

土御門『今、お前の所に来たのは「第六位」の「超能力者」だ』
土御門『ハッキリ言って相手が悪い…ここは一旦退くんだ』
ウェザー「―――かまわんのか?」

チョコラータの側に居た筈の土御門が、彼の隣から消えたのは、
『戦場』へと接近しつつある『青髪ピアス』の姿を捉えたからだだった。
彼は、『友人』のよしみで、これ以上状況をややこしくしない為にも、
ここは黙って『見』に回ってくれるように頼んだのだが―――

土御門『あのヤロウ……何時も以上に「キレて」やがる』
土御門『アイツの「能力」相手だと、流石に俺やお前でも分が悪い』
土御門『超能力者三人の馬鹿騒ぎに巻き込まれない内に…一旦退くんだ』

―――『分子振動』には一切の『物理的防御』が通用しない上に、
―――その気になれば、辺り一帯の地形自体を灰塵に帰すような『範囲攻撃』も可能だ

―――流石の土御門も、ウェザーであっても分が悪い相手なのだ。

土御門『そもそも俺達の今回の仕事は飽くまで「妨害」は本旨だ』
土御門『その為に…ここでこれ以上体を張る必要は無い』
ウェザー「了解」

―――そしてウェザーが無線で以上の様なやり取りをしている間にも…

青髪ピアス「これはこれは―――『超能力者』がお二人も…とは」
青髪ピアス「しかも『ていとくん』と『原子崩し』さんとはぁ…これは僥倖ってヤツやなぁ…」

―――ニタニタ笑いながら『青髪ピアス』は歩み寄る。




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