752:『究極生物編』:第12話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/06(日) 20:52:51.53 ID:buTfUjIn0
麦野周囲に、幾つかのテニスボール大の光球が展開されたかと思えば、
それを『発射口』にしての眩い光線…『電子砲』が何条も発射される。
標的は『青髪ピアス』と垣根であり、垣根は『羽』のシールドでそれを防ぎ、
『第六位』は純粋な反射神経で、四足獣の様に地面に手を付いて伏せる事で回避し…
青髪ピアス「まだまだ行くでッ!『分子地動波』ッ!」
そのまま地に伏せた体勢から、地面を伝わる『分子振動』ッ!
地を疾走する分子レベルの『波紋疾走(オーヴァードライブ)』は、
アスフアァルトをコールタールへと返しながら、垣根と麦野へと襲いかかるッ!
―――ゴボボボボボボボォォォォォッ!!
麦野「アハァッ!良く避けたじゃなぁぁぁいッ!」
垣根「付きあいきれねぇぜクソボケッ!」
垣根は『六枚羽』を昆虫の足の様に動かして手近なビルの壁面へとのがれ、
麦野はステップを踏むようにして死の地走る波動を回避し、
避ける動作そのまま、指先に電子光球を生成、そのまま『第六位』目掛けて発射ッ!
それも、一発だけでは無い…間隙無く、発射ッ!発射ッ!発射ァァァァッ!
青髪ピアス「イィィィィィィヤッッッハァァァァァァァァァッ!!」
『青髪ピアス』は地面に手を付いたまま、獣の様に跳んでそれを回避した。
麦野の『原子崩し』の攻撃には『標準』から『発射』までの若干の『タイムラグ』がある。
どうやら、『青髪ピアス』は、麦野の視線や意識の動きから、射線を読んで、
発射される一瞬前に回避行動に移っているらしかった。
これは言うは易いが、麦野の攻撃の『タイムラグ』は常人には反応する事など敵わぬ本当に僅かな物である。
それを突いての回避行動…四つん這いのまま、回避行動をとる『分子振動』の動きは動物じみていて実におぞましい。
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