941:『究極生物編』:第13話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/08(火) 17:18:49.74 ID:N2jA281/0
アヴドゥルは慎重に吹き抜けの外周部を這うように、
螺旋階段上になって最上階へと伸びている動かないエスカレーターを、
ゆっくりと慎重に登っていた。
―――1階に敵がいる様子は無かった。
彼の『炎の探知機』は半径15メートルの球状の全天周空間に存在する、
あらゆる生命反応を感知、ある程度ならば識別も可能だ。
既に廃棄されたこのビルからは、建材だとゴミだの以外は、
殆どが撤去されていてガランドウになっていた為に、
『炎の探知機』を駆使すれば、簡単かつ短時間で1階部分の全てを探る事が出来た。
アヴドゥル「(―――だとすれば上か)」
探索中の隙に逃げられぬ様に、
探索のルートはかなり考えて漏れや死角の無い様に工夫した。
このビルの中に敵が逃げ込んだのが確かな以上、
だとすれば、ヤツは上階の何処かに居る事になる。
アヴドゥル「(ヤツは恐らくは『気配』を消す『能力者』―――)」
アヴドゥル「(いや、私の『魔術師の赤(マジシャンズレッド)』を見えていた様だし…)」
アヴドゥル「(だとすれば『スタンド使い』か)」
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