過去ログ - 上条「…ディアボロ?」10
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943:『究極生物編』:第13話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/03/08(火) 17:47:35.05 ID:N2jA281/0

そんな事を考えつつ、最初のエスカレーターを登り切れば、
やはりガランとした二階へと到達した。
この階も一階とさして変わらず、解体工事用のモノと思しき工具や資材類、
撤去され残った壊れたマネキンや、誰も水を注がなくなって、
枯れたりしおれたりしている観葉植物の鉢や、屋内花壇以外には、殆ど何も無い、
愛想も人気も生活感も無い、正しく廃墟の寂しい空間だけが広がっている。

アヴドゥル「(今の所…『炎の探知機』に反応は無し…)」
アヴドゥル「(いや―――)」

反応はあった。
全部で六方位へと伸びた『炎の探知機』の腕の内、
上方15メートルの空間に反応する上を向いた腕の先の炎が、
上の階にいるであろう『誰か』の生命波動を感じ取り、
それを知らせるべき、ボワッと炎を強くして大きく燃え上がる。

アヴドゥル「(上にいる…)」
アヴドゥル「(炎の反応から見るに…恐らくは『4階』だ)」

燃えている炎の大きさから判断するに、
探知機が反応している相手は間違い無く『人間』であり、
この状況で、この場所で、探知機が反応する様な人間は1人しかいるまい。



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