26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/02(水) 14:27:56.38 ID:UbBWeR2No
― 寝室 ―
少女「うーん……こわいよぅ」ムニャムニャ
メイド長「うなされておいでですね」ナデナデ
少女「ん、えへへへ」ニコッ
メイド長「あらあらこれは可愛らしい。それにしても、このような年端もいかない少女が魔王様とは、因果なものですね」
少女「んぅ……あれ、夢?」パチクリ
メイド長「お目覚めですか?」ニコッ
少女「えっと、どちら様でしょうか?」
メイド長「私はメイドを統括するメイド長と申します。魔王様の身辺をお世話する命を仰せつかっております」
少女「夢じゃなかった……」ズーン
メイド長「混乱なさるのは無理もありません。お飲み物をご用意いたしましょう。紅茶でよろしいですか?」
少女「あ、はい。お願いします」
メイド長「お砂糖とミルクたっぷりですよね?」
少女「ふぇ? なんで……?」
メイド長「ふふふ。魔王様の事は何でも知っておりますから」ニコッ
少女(綺麗な人だなぁ……)
少女「じゃなくてっ! ここ、どこなんですか?」
メイド長「魔界と呼ばれる世界の中心、魔王城でございます」
少女「まかい? まおうじょう?」
メイド長「我々魔族が棲む世界ですわ。魔王城はその中心に聳え立つ難攻不落の魔王様の居城でございます」
少女「すみませんぜんぜんわかりません」
メイド長「時間をかけてゆっくりと理解して下されば良いかと思われますわ。ご記憶も次第に戻られるでしょうし。紅茶が入りました」カチャ
少女「わ、良い香り……」
メイド長「人型魔族が魔王様の為に栽培した極上の茶葉でございます」
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