7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/28(月) 16:52:26.64 ID:grp/XuLzo
― 深夜 ―
少女「くぅ……くぅ」Zzzz
少女「ん……んぅ」
ヒソ ヒソ
少女「くぅー……」
ヒソヒソヒソ
少女「んー」ゴロリ
ピタッ
少女「くぅ……」Zzzz
ヒソヒソ
少女「んー、うるさぁぃ」
ピタッ
少女「ラジオつけっぱなしだったのかな……」ムクリ
少女「えっと、ラジオラジオ……」ムニャ
?「こんばんは、お嬢様」
少女「ふぁ、こ、こんばんは……」
?「お迎えに上がりました」
少女「おむかえ……?」
?「はい」
少女「誰を?」ボケー
?「貴女様でございます」
少女「なんで?」
?「我々の主となっていただく為に」
少女「あるじ? ある……じ……!? 誰っ!?」
?「申し遅れました。私、貴女様の忠実なる下僕が一人、吸血鬼と申します。以後、お見知りおきを」スッ
少女「あ、わざわざありがとうございま……って誰!?」
吸血鬼「貴女様の下僕でございます」
少女「わ、私の……?」
吸血鬼「はい」
少女「すみません、ワケがわかりません」
吸血鬼「混乱なさっておられるのですね。不思議な事ではございません。貴女様からすれば唐突な出来事なのですから。しかし、我々魔族にとっては待ちに待った日なのでございます」
少女「ど、どうして……ですか?」
吸血鬼「私のような下僕に敬語などお止め下さい。おっと、ご説明が先でしたね。貴女様は我々魔族を統べる王となるお方。魔王様なのです」
少女「……私が……魔王!?」
こうして、本当に軽いノリで、何の事でも無さそうに私の日常は破壊されてしまいました。
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