過去ログ - 佐天「勇気をエネルギーに変える力!」
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104: ◆tVP11EVtkPKg[saga]
2011/03/09(水) 22:31:44.62 ID:2z7kENzh0
寮を出た二人は、目的地を風紀委員の詰所へと設定し黙々と歩いていた。
その沈黙に先に耐えかねた上条は白井に適当な話を振ってみる。

上条「なぁ、白井。俺のところに来たってことは御坂も補導されたのか?」

白井「そのことなのですが、実はまるっきり嘘なんですの」

上条「へ、嘘? 嘘ってどういう?」

白井「昨日と今日、緑色に輝いて羽を生やして空を飛ぶ上条さんをお見かけしましたの」

上条「Oh...」

白井「そのことでお伺いしたいことがありまして。
  ご同居の女性がご存じかどうかわからなかったものですからこのような形で連れ出させて頂きました」

上条「あぁ、その気遣いは非常に助かる、インデックスには話してないんだ。けどな」

白井「着きましたの」

上条が何か言おうとしたのを遮り、白井が目的地に到着したことを告げる。

上条「着いた、ってここただの行き止まりだぞ?」

そこは何の変哲もない路地の突き当り。
そもそも補導が上条を連れ出すための方便なのだから詰所に行く必要はない。
しかし、なぜこんな場所に?と上条は当然の疑問を投げかける。

白井「上条さんはテレポートできませんから、こちらの通路を使いますの」

そう言って白井は壁に手を当てると、辺りにピーと電子音が鳴り響き、次の瞬間、
地面に大きめの穴が空き二人は重力に引かれ穴の中へと吸い込まれていく。
上条が口癖を空に向かって大声で叫ぼうとした時には、地面の穴は元通りに閉じていた。


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