過去ログ - 青ピ「―――血ィ、吸うたろか?」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/04(金) 00:27:00.48 ID:2blaCV2b0
上条と土御門が思わず感嘆の声を上げる。そのノートは、青い髪にピアスというまたまた教室には相応しくない風体の男から
は想像も出来ないような達筆で、事細かに授業内容が記されていた。

上条「す…凄ェ…」

土御門「こ、こんなの青髪のキャラじゃないぜよ…」

青髪「フフン。ま、能ある鷹は爪を隠すっちゅーことや。これからは、青髪先生と呼びーやー」

未だに驚愕冷めやらぬ二人に、気持ちの悪いクネクネした動きをしながら宣言をする。

上条「ならさ、ちょっと見せてくれよ!この前の念動力の授業寝ちゃってさ」

青髪からノートを受け取り、あの授業退屈だからなーなどと愚痴を垂れながらノートを捲る。が

上条「あのー…青髪先生、一つ質問があるのですがよろしいでしょうか?」

青髪「ん?どした上やん」

上条「なんで、発火系統の授業しか書かれてないんでせうか・・・?」

上条が白い眼差しで質問をする。同時に青髪のノートを覗き込んだ土御門も怪訝な表情に変わり青髪に向ける。

青髪「そんなん決まってるやん。愛しの小萌先生のラブリーチャーミングなボイスを何時でも脳内再生出来るように一字一句
漏らさずメモしてるんやで?必要な集中力が半端ないんや。ならば、体力温存の為に前座の授業なんて強制スリープモードやで」

ワカメのような気持ちの悪い動きをしながら解説する青髪。そのノートには、愛らしい小柄な担任教師が担当する授業以外の内容は一切無かったのだった。

土御門「さっきの驚きを返して欲しいぜい…」

上条「さっきの青髪先生も撤回だな」

自虐的な笑みで溜息を吐く上条。結局この三人組は、何時も補習を受けてる理由の再確認をしただけなのであった。

土御門「ところで、上やん、青髪はこの後何か予定あるかにゃー?無いなら、三人でゲーセン行こうぜい」

土御門が話題を切り替える。この三人は、スケジュールが合えばゲームセンターでだべるのが日課だ。

青髪「ボクは特に予定あらへんなぁ」

上条「あー、申し訳ない。上条さんにはこの後タイムセールが控えているのですよ」

土御門「なら、仕方ないぜよ。俺たち二人で行くにゃー」

苦笑いをしながら頭を掻く上条。二人も特に気に留める事無く荷物を纏める。その後、クラスの残念美人の胸がまた増量しただの、似非巫女の存在感が最近
増してきているだの、巷の連続氷結殺人鬼の正体だの他愛もない会話を交わしつつ校門に到着した。



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