過去ログ - 青ピ「―――血ィ、吸うたろか?」
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52:たー君 ◆Onru3IbBcI[saga]
2011/03/06(日) 00:44:51.72 ID:CH7OGv+B0
浜面「と、取り敢えず墓参りは中止でいいか…?」
滝壺「そうだね…。この子おなか空いてるみたいだし、何時ものファミレス行こう?」
麦野「私も。とにかく、今は落ち着きたいし…」
絹旗「私も超賛成です…」
そうして四人と謎の幼女は車に向かう。方や、鯖缶♪鯖缶♪と鼻歌を歌いながら。方や、神妙な表情を浮かべながら何時もの場所へ向かった
―――――――――――ファミレス
フレンダ?「やっぱり鯖缶は最高ってわけよ♪」
ガツガツと鯖缶を貪る謎の幼女。その様子を四人は何とも言えぬ面持で眺める。顔立ち、鯖缶を食べる仕草、特徴的な言葉づかい。
どれを取っても本来なら墓の下で眠っているべきかつての仲間そのものだった。圧倒的に幼くなっている事を除けば。
浜面「で、お前はなんであんなとこに倒れてたんだ?」
まずは、浜面が沈黙を裂いた。
フレンダ?「んとね、お墓の近くの公園で眼を覚ましたんだ。どこか分からなくて、色々動き回ったらおなか減って動けなくなっちゃって。それでごはんの
匂い辿って行ったらけっきょく、お墓だったってわけよ!」
絹旗「お供え物食べようとしたってことですか…」
滝壺「名前はなんていうの?」
続いて滝壺が切り出す。四人は一斉に謎の幼女に視線を集める。四人共通で一番気になる質問だった。
フレンダ?「わたしの名前?わたしの名前は…えーっと、フレンダ?そう、フレンダなわけよ!」
麦野 滝壺 絹旗 浜面「「「「…」」」」
四人は答えを聞いてやっぱり、という気持ち半分、でも何故?という気持ち半分だった。
フレンダ「でも、けっきょくよく分からないわけよ…。何故か名前を聞かれた時に、急に頭に出てきたわけよ」
麦野「急に?」
フレンダ「うん、急に。取り敢えず今のわたしは、フレンダで『三人目』ってこと以外は覚えてないってわけよ」
滝壺「『三人目』?」
フレンダ「うん三人目。でも、取り敢えずその単語が頭にあるだけで、特にそれがどういう意味かはけっきょく、分からない
ってわけよ」
絹旗「それ以外で何か、超思い出せないですか?」
フレンダ「超思い出せないわけよ。けっきょく、公園で眼を覚ます前の事はサッパリ抜け落ちてるわけよ」
一斉に考え込む四人。この幼女がフレンダである、というのは取り敢えず信じるとしてそれにしても謎だらけの存在だった。
フレンダ「それじゃあ、次は私から質問してもいい?」
麦野「なあに?」
フレンダ「おねえさん達の自己紹介して欲しいってわけよ!」
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