過去ログ - 青ピ「―――血ィ、吸うたろか?」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/04(金) 00:32:13.55 ID:2blaCV2b0
驚いた様子の女学生は、何も言葉を発さずに青髪をじっと見つめる。
体格はかなり小柄な部類。小萌先生といい勝負かもしれない。色白の華奢な身体は、名門お嬢様学校の学生という
気品よりも、今すぐにでも消えてしまいそうな儚さと小動物のような愛らしさを感じさせた。
じっと青髪を見据えていた女学生はその首を縦に振り、その通りだという意思を示した。

青髪「ここの自販機、結構質悪い有名なんやで。お嬢ちゃんは、どれ欲しかったん?」

女学生「――――――――――――」

オズオズと、白く細い指先をある缶ジュースに向ける。未元茶という聞いたこともない銘柄の飲料だ。

青髪「お、これが欲しいんか?ちっと待っときや。」

そういって青髪は自販機の裏に回りドン、ドン、ドン、と三回ほど自販機を殴打する。すると

ギギ…ウィーン…ガチャン

女学生「―――――――――――!」

青髪「どや。出てきたで。これで間違いない?」

コク、と首を縦に振り肯定の意思を示す。

青髪「前から叩いて出す方法もあるんやけどな、裏から叩くと狙い通りのヤツが出やすいねん。これ、多分学園都市でボクとキミだけしか
知らん裏ワザやで」

青髪は缶を取出し、女学生に手渡す。同時に女学生は頭を下げ、感謝の意を示した。

青髪「ええよええよ。別に大したことやないさかい。ところで、その制服ってことは常盤台の子?」

コク、と縦に振り肯定する。

青髪「(常盤台のお嬢様でも缶ジュース飲むんやなぁ。なんか、高っかい輸入モノの高級飲料しか飲まんイメージあったわぁ。しかし、それにしても無口な子
                   
やな…。よっしゃ!ここは、愛の伝道師のトークで緊張解したるで)」

青髪「あー、キミって。今、何年生?」

女学生は指を二本立てて、学年を示す。

青髪「お、二年生か。ボクは高1。××高校ってトコ通ってる」

女学生「――――――――――――」

女学生は返事こそしなかったものの、好奇の眼差しを青髪に向けていた。

青髪「(む、まだ喋らへんか。よし、ここは…)キミ、レベルいくつくらい?常盤台通ってるくらいやから結構凄いんやろなぁ。ちなみにボクのレベルは今は…あー、1や1」

女学生「―!――――――――――――」

レベルの事を聞かれ、一瞬たじろいだ様子を見せたが指で三を示した。

青髪「お!レベル3か。その歳でレベル3なら将来有望やなぁ。どんな系統なん?」

女学生「――――――――――――」

女学生は困ったような様子をみせ、答えを示さない。


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